2月16日(日)、The Okura Tokyo(旧ホテルオークラ)で行われた結婚披露宴の音楽プロデュースをさせていただきました。
ご依頼主はアミューズメント系の経営者様で、僕自身も大変お世話になっている事もあり、今回ご子息の晴れ舞台にプロデューサーとしてご指名をいただきました。これまでもトロンボーン奏者として友人の披露宴で演奏したり、ディレクターを務めるNPO法人での小規模、中規模の披露宴は経験がありますが、200名ほど参列の大きな披露宴はこれが初めてです。株式会社の代表取締役としてもこの規模は初めてですので、とても身の引き締まる想いでした。
約1ヶ月前にご依頼主、新郎新婦、ウェディングプランナー、会場の音響スタッフとの打ち合わせを行い、徐々に詰めていったのですが、生演奏を大々的に取り入れてくださるという事で、準備が大変ではありましたが、非常にやりがいのあるミッションでした。
今回ご提供させていただいた内容は、
・弦楽四重奏によるウェルカム演奏、お色直しの退場シーンでの演奏、お開き後の参列者の退場シーンでの演奏
・弦楽四重奏にフルート、クラリネット、ピアノを加えた新郎新婦入場
・バリトン(声楽とピアノ)余興での演奏
・お色直し再入場でのサックス、ピアノの演奏
という、とても豪華なプログラム。
弦楽四重奏、フルート、クラリネット、ピアノは、先ほど少し触れさせていただいた、僕がディレクターを務めるNPO法人「ネクストステージ・プランニング」の登録奏者で、サックス&ピアノのユニットはご依頼主様のご友人、バリトンは当社より、昨年とあるイベントで知り合った声楽家の髙橋正典さんに出演していただきました。
↑ この動画はそのイベントで、髙橋さんの素晴らしい歌声もフィーチャーされています(僕は事前のアレンジ、トロンボーン、サックス、ウインドシンセサイザーなどの録音で参加させていただきました)。
髙橋さんはアメリカの南カルフォルニア大学(ジョージ・ルーカスの出身校としても有名)のご出身で、ニューヨークのカーネギーホールでもリサイタルを行うなど、国内外で活躍されている方です。東日本大震災後はさらに幅広いジャンルにも挑戦し、唯一無二の活動をされています。
披露宴の余興では、ミュージカル『美女と野獣』の「愛せぬならば」を歌っていただき、圧巻のパフォーマンスで新郎新婦のお祝いの席を大いに盛り上げ、華を添えてくださいました!
ご依頼主様は、「生演奏」をとても大切に考えてくださってる方です。
最近の結婚披露宴では、オーディオ(CD)のBGMが多く、予算を削減し、オペレーター1人でタイミング良くスタート、フェイドアウトしたりが出来てしまうのですが、一生に一度の晴れ舞台にしてはなんとも無機質というか、味気ないイベントになってしまう気がします。
今回の出演者は直接新郎新婦と知り合いではないのですが、ご依頼主様の想いも伝わり、全員一丸となってお2人を祝福しようというエネルギーに満ち溢れていました。「音」とはまた違う「波動」というか、目に見えないパワーがそこには存在していたと思います。そして、そのパワーは必ず人の心を動かすと信じています。
今回はそんな事を強く感じさせていただいた、とても素晴らしい結婚披露宴でした。
新郎新婦のご多幸をお祈りすると共に、このような場での重要な役割でご指名をいただいたご依頼主様に厚く御礼申し上げます。
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