2月11日(火・祝)は、運営している大宮の社会人ビッグバンド型教室の自主企画ライブでした。
場所は西川口のハチのムサシというお店です。結構年季の入った昭和感漂うライブハウスですが(笑)、ビッグバンドジャズはなかなか雰囲気に合いますね!
同じく僕が運営している船橋のバンドをゲストに迎え(4月以降は完全な自主運営のバンドになります)、対バン形式でお送りしました。
演奏に関しては結局のところ、音がないと伝わらないので(笑)、この記事ではうちの教室の特徴について書かせていただきますね!
①指導者がいるので安心
自画自賛するわけではないのですが、やはりプロが指導、運営を行っているのはメリットだと思います。いわゆる一般の社会人バンドの場合、元ジャズ研のアマチュアで、比較的年配の方が仕切っているといったところも多いと思います。もちろん(プレイも人間も)素晴らしい方もたくさんいらっしゃいますが、逆に、ワンマンになり、その人とうまくやらないと非常にやりづらいというケースもあるようです。
運営面でも、リーダーが会社でマネージメントをやっていたり、元々性格的にコミュニケーション能力が高く、リーダーに向いている人であれば良いのですが、まるで自治会の役員が回ってきて渋々引き受けたような形になると、とたんにバンドの動きが鈍くなります。指導者がいて上達しやすく、運営もサポートしてもらえれば、ストレスなく音楽を楽しむ事が出来ます。
ちなみにうちは『管楽器のみ』の教室で、本番はプロのリズムセクションを呼びます。僕と同世代で、現場で活躍している人ばかりです。
「土台がしっかりしていると気持ち良い、自分たちも上手くなった気がする!」という体験をしていただいています。
②世代間の垣根がない
前述したようなベテランのアマチュアが仕切っていると「ビッグバンドはこうあるべき」というような先入観が強く、学生時代に吹奏楽しか経験していない人や、若い女性にはとても入りづらい環境になってしまいます。すでに日本には給料が発生しているプロのビッグバンドはありません。プロの世界ではある意味「過去の遺産」になりつつある時代の中で、若い世代が関わりにくい環境を作ってしまうと、あと何年かでアマチュアの世界でもビッグバンドやジャズは絶滅してしまいますよね。ビッグバンドの管楽器はサックス、トランペット、トロンボーンだけでフル編成です。多くの楽器が必要な吹奏楽やオーケストラと比べても、実は少子化向けの音楽だったりします。僕としては、若い世代や初心者に、もっとビッグバンドジャズを楽しむ環境を提供したいと考えています。
③比較的料金が安い
もちろんプロの指導があり、サポートが充実しているので、一般の社会人バンドの参加費ほど安くは出来ませんが、うちは生徒さんがボランティアで一部運営を手伝ってくれたり(会計や楽譜の管理,etc.)、月々の月謝もネットショップのようにクレジットカードで支払ってくれたりで、極力スタッフのコストがかからないようにしているため、大手楽器店の教室よりも安くサービスを提供出来ています。
実はこのような社会人バンド型の教室って、ありそうでないんですよね。
先ほども書きましたが、僕はこういった教室を増やす事により、「ビッグバンド経験のあるプロプレイヤーは自分のやってきた事をシェアする機会になり、初心者や女性など、指導を受けながら楽器を楽しみたい人は、趣味として活動の場を得る」という、ウィンウィンの関係を創り出したいと考えています。
もはやジャズフェスもアマチュアのためのモノになりつつありますし、プロにとってもライブのお客さんはJポップのような一般の人ではなく、少なからず楽器をやっている人がほとんどです。実際僕自身も、都心でやらないとお客さんが集まらない状況でした。
もっとそれぞれの地域で、アマチュアで音楽を楽しむ人と、プロでサービスを提供している人が共存出来るようになってほしいと思っています。
当社の理念「LIFE WITH MUSIC~音楽と共にある生活を~」を実現すべく、今後も事業に邁進していきたいと思います!