当サイトで販売している「管楽器のためのお役立ち基礎練習」の解説を書いたページです。
練習の効果を上げるためにも、必ず読んでから始めてください！
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この記事では、「ストレッチング・エクササイズ」と「ブレス・トレーニング」について解説したいと思います。
アマチュア奏者のウォーミングアップを見ていると、いきなり楽器を吹く人が圧倒的に多いのですが、スポーツなどと比較しても、この行為はあまり理にかなっていないのではないでしょうか。
たとえば、イチロー選手のような一流の選手はストレッチなどの準備運動を念入りに行っています。
彼らのように、ふだんから身体を動かしているアスリートでもそうなわけで、一般の社会人のように、デスクワークが多い方は、悪い姿勢を長時間続けて、身体が固まっている可能性が高く、その状態で演奏をしても良い音がするとは思えませんし、疲れやすくなります（最近では、中高生でも身体の固い人を多く見かけます）。
（追記：2015/5/15に、身体のメンテナンスの重要性についての記事を書いています。コチラも是非ご覧ください）
まずはストレッチですが、いきなり筋肉や関節を引っ張るような事をしてしまっては逆効果です（痛める可能性があります）。「糸」と「ゴム」を比べていただくと分かりやすいと思うのですが、糸は伸縮性がないので、引っ張ると切れてしまいますよね？
ですので、
まずは「身体を緩める」という作業が必要になります。
背骨を意識しながらゆらゆらする事で、体全体が緩み、いわばゴムのような状態になります。その後、身体を左右に動かしたり、徐々に引っ張る運動を入れていく事で、よりリラックスした状態を作る事が出来るでしょう。
ブレス・トレーニングのエクササイズ1,2は、初級、中級、上級があります。吸ったり吐いたりする拍数が4拍,6拍,8拍となり、徐々に負荷がかかるようになっていますので、少しキツいかな？と思うエクササイズをチョイスしてください。
たとえば、エクササイズ2の上級者用の8拍吸い続けるというエクササイズですが、実際の曲の中でこのようなブレスをする事はありません。ですが、
ちょっとずつゆっくり吸い続ける時に使われている筋肉は、吐く時にも使われているそうです。
ロングトーンで音が安定しない方は、この吸い方が出来ない人が多いと思うので、ぜひこのエクササイズをやってみてください。
上級者用はさらに、強弱を意識したエクササイズ3、テンポを意識したエクササイズ4を用意してあります。
これが最も大切な事かも知れませんが、
ストレッチやブレスが「儀式」にならない事です！
基礎練習全般に言える事だと思うのすが、
自分がどんな音を出したいかの具体的なイメージがなく、ストレッチやブレス、基礎練習をやってもあまり意味がありません。
常に、
あの曲のあの部分が吹けるようになりたい、だからブレス・トレーニングをする、リップスラーをやる、などと考えたほうが現実的です。
単なる基礎練習マニアにならないよう気を付けましょう！
ストレッチ、ブレスの話に戻りますが、このような音声付きの教材は見かけた事がありません。「管楽器のためのお役立ち基礎練習」の使い方-1にも書きましたが、これらのエクササイズは、毎日少しずつ継続するほうが効果的です。
かといって、自分自身で継続するにはなかなか精神力が必要です。英会話の教材のように音声がある事で、少しは継続の助けになるのではないでしょうか？
また、必ず5分ずつで終わるので、それ以外の練習時間を効率的に使う事が出来るようになるでしょう！個人練習だけでなく、バンドの全体練習の前などにも是非取り入れてみてくださいね！
（追記：2020/5/7にYouTube動画を追加しました）
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