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2021
10.24

幸せの国フィンランドからの音楽便りVol.7「音楽家と客室乗務員の意外な共通点?!」

こんにちは。フィンランド在住のユーフォニアム・トロンボーン奏者の児島瑞穂です。
今回は主観的に、私の独断と偏見で書かせていただきましたので、悪しからず(笑)。

以前にも少し触れたことがありますが、私は音楽をやりながらも、北欧系航空会社でキャビンクルー(客室乗務員)として働いていた期間があります。

その経験を踏まえて私が感じた、音楽家とクルーの三大共通点はズバリ

旅行好き X 社交的 X グルメな人が多い 

仕事柄、クルーで旅行が好きじゃない人は、まずいないでしょう、、。

皆さん、仕事以外でも色々な所に行かれています。仕事が忙しくて、「暫くは旅行したくない」と思うことはあるかもしれませんが、好奇心旺盛で、旅好き、異文化を尊重出来る人が多いのではないでしょうか。

音楽家は、世界的なソリストや指揮者になれば、それこそ世界中を飛び回って、毎週のように知らない場所で知らない人と仕事をします。旅行好きでなくとも、旅行嫌いでは仕事が務まりません。また、オケマンやフリーランスの人は、「トラ」と呼ばれるエキストラの仕事をするために、出張演奏したり、「ビータ」と呼ばれるコンサートツアーに参加したり、、、。コロナ禍で状況は変わっているものの、旅行好き、冒険好きの人が多いと思います。

また、オーケストラとなれば30人、大きければ100人以上の大所帯です。何十人の人と息を合わせなければいけないのですから、一人で暴走はできません(笑)。共演する際には意思疎通も大事なので、社交的な人のほうが多い気がします。

客室乗務員は、お客様に接する仕事なので、営業スマイルやスモールトークが必須ですが(笑)、実は、一緒に飛ぶ同僚も毎回違います。私が働いていた1年ちょっとの間で、同僚の1人と、なぜか、たまたま4回も一緒に長距離便を飛びましたが、こんなことは稀です。それでも毎回、お客様に安全で快適な旅を楽しんでもらうため、良いチームワークを組もう、お互い助け合おう、という気持ちで望んでいる人がほとんどだと思います。

どちらの現場でも、スムーズに仕事をこなすためには、コミュニケーションが大事だと思うのですが、「どれほど気さくに話せるか」は国の文化や会社によって、少し変わってくるかもしれません(以前にも書きましたが、同僚の間ではフィンランド語では敬語を使わないので、先輩後輩や年齢に関係なく、カジュアルに話します)。

参考:Vol.2「仕事と子育て」

美味しい物好き

もちろん、誰だって美味しいものを食べたいと思っているでしょうが、、、。

私がフィンランドに留学で来た2002年当時は、レストランやカフェの数も今よりずっと少なく、あまり外食文化が無い感じを受けました。エネルギーさえ取れれば良い、と食にこだわらない人も多くいました。

その中でも、音楽家は謂わば「こだわる事」を職にしてるので、昔から飲食にこだわっている人が結構いました。オケの練習室に高級なコーヒーマシーンがあったり、お料理がすごく上手だったり、良いお店を知っていたり、、、。

キャビンクルーは長距離便に乗ると、1泊〜数泊する事になりますが、このレイオーバーと呼ばれる期間(帰りのフライトを滞在地で待つ時間)は、基本的に外食です。1泊の場合は、はっきり言って、睡眠、食事、ちょっとした自由時間くらいしかありません。自由時間は、それぞれ周辺散策をしたり、ちょっとしたショッピングやジム、マッサージに行く人が多いのですが、「食事はみんなで一緒に、美味しいものを!」という場合もあります。

どちらの職業でも、色々な街に行きますが、同じ場所に何度も滞在する事もあるので、お気に入りが出来ます。ですので、音楽家やクルーに「おすすめのレストランある?」と聞いたら、地球の反対でも、答えが返ってくるかもしれません。

実際、食いしん坊の私もよく、「北京のLittle Yunnan (小云南)雰囲気も良かったし、美味しかったな」、「ゴア(インド)ので毎日行ったビーチレストランも良かったな」「グラン・カナリア(スペイン)のピザ・マルゲリータ美味しかったな」とか、特に寒くて暗い晩秋が到来する頃に、よく思い出しています(笑)。

最近は、こちらではエスニック系のレストランばかり行っているので、ヘルシンキのフィンランド料理レストランのおすすめは思い浮かばないのですが、フィンランドの美味しいものをご紹介しますね。

ベリー類:自生のブルーベリー、ビルベリー、ラズベリー、シーバックソーン、コケモモ、リンゴンベリー、クラウドベリー、と種類も豊富で美味しく、ビタミンたっぷり!森に行って、自分で摘んで食べる、観光地を回るだけでない、そんなスローな旅も良いかも知れないですね。因みに、フィンランド人は夏〜初秋にベリー類を冷凍保存して、冬に備えます。

魚:魚の種類は日本より断然少ないものの、温燻製、冷燻製のサーモンや、ムイックと呼ばれる小魚のフライなどはお試しの価値あり。レストランだけでなくマーケット広場等でも食べられます。

キノコ類:なんと北の方では松茸も取れます!あんずだけを始め、ポルチーニ等、美味しい野生のキノコがたくさんあります。きのこ狩りも秋の楽しみの一つです。

ヨーロッパでは、大分、国外への旅行もできるようになってきました。日本との行き来は、まだ少し厳しいようですが、いつかフィンランドにご旅行の機会がありましたら、ぜひお試しください!

今回お届けする音楽は、2011年にリリースしたユーフォリア・ブラス・セクステットと歌手エミリア・ニューマンのCDより、「Kellä kulta, sillä onni (ケッラ クルタ シッラ オンニ)」という、1970年代にフィンランドで流行った歌謡曲です。

原曲はEverybody Loves a Loverという英語の曲。歌と金管アンサンブルと言う、珍しい組み合わせで、フィンランド語の唄の響きをお楽しみください。

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