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2022
10.09

Vol.12 音大卒の整体師が考えている音楽家さんのカラダの未来について

こんにちは!

音大卒の整体師の有賀です。

さて、実は今回でこのブログシリーズは最後になります。

今までお読みいただいた方から

役に立った
勉強になった

といったお声をいただけて、本当に嬉しかったです。

 

そして今回の最後のテーマは、カラダのお話というよりも、音楽家さんのカラダをサポートする側として考えている未来についてお話します。

というのも、僕がふだん多くの音楽家さんとやりとりをさせていただいてる中で、皆さんそれぞれが思っている事があるんですね。

それぞれとは、たとえば

・音楽大学でカラダの授業を受けたかった
・もっとカラダの事を知りたい
・レッスンの時、生徒さんにもっとカラダの事を伝えたい

といった事がありますが、多くの音楽家さんがカラダの大切さをひしひしと感じてらっしゃいます。

でも、現状はカラダの事を勉強する機会は少なく、ほとんどの音楽家さんは独学ですし、ごく少数の方がふだんお世話になっている理学療法士さんなどの専門家の方から教えていただいているようです。

もちろん、これらの取り組みは素晴らしいですし、このようなアクションをされている音楽家さんはカラダの知識も豊富でいろんな事を知っています。

ですが、その知識はそのまま使えるのではなく、音楽家さん特有のカラダの使い方に変換しなければならない事が多く、そこに大変さを覚えている方は少なくありません(その変換を楽しんでいる方もいらっしゃいますが)。

つまり、意欲があって勉強していても、音楽家さんのカラダを学ぶ体系的な仕組みは今の日本にはほぼ無いと言っても過言ではありません(“ほぼ”なので、少しは存在していますよ)。

ですので、それをふまえて、僕が考えている音楽家さんのカラダにおける理想の未来を、今回はお話したいと思います。

今までは読むだけでカラダの使い方や、ふだんの意識の参考になるとお話してきましたが、今回はそれはありません。

でも、これからお話する未来になれば、間違いなく幸せな音楽家さんがもっと増えると信じています。

それは、日本の音楽業界の発展にも繋がると僕は信じているので、もしよろしければ最後までお読みいただけると嬉しいです。

 

その1.音楽大学で解剖学(カラダの授業)が必修になる

僕は音楽家さんには大切なバランスがあると考えていて、それは

・心(感性、メンタル)
・技(演奏スキル)
・体(カラダの知識、使い方)

の三つのバランスが取れていると、演奏においてベストパフォーマンスが出せると考えています。

音楽家さんの心技体ですね。

この中で、ほとんどの音楽家さんは『技』を徹底的に磨いています。

ただ、この『技』ばかり磨いていると、いつか頭打ちがくる事が多いんですね。

もちろんスキルを高める練習は大事ですが、そのスキルを支える土台は『体』にあると僕は考えています。

そしてこの『体』は優先度が低くなりがちな事が多いです。

『体』がしっかりしていれば、『技』の頭打ちはかなり無くなると僕は考えています。

ですので、その『体』をきちんと大学で学ぶ事が出来れば、習った方が将来の生徒さんにカラダの大切さを自然に伝えられ、その生徒さんも、カラダの大切さを当たり前のように考えると思っています。

そうなれば、少なくとも腱鞘炎に代表される音楽家さんのケガを今よりもかなり予防出来ると考えています。

実際に現役の音楽家さんからは

大学でカラダの事をちゃんと学びたかった

という声を多く聞きます。

ですので、音楽大学に入学した全員が解剖(カラダ)の事を学ぶ事で、音楽家さんの『体』の底上げが出来るのではないでしょうか?

 

その2.音楽家さんのカラダを知る専門家が増える

とはいえ、やはり人間ですから、ケガは完全に無くなることはないでしょう。

スポーツの世界でも、あれだけ科学的なトレーニングをしていたり、あるいはトレーナーやドクターのサポートがしっかりしていても、ケガが完全に無くなっていないですよね?(単純に音楽とスポーツは比べられませんが、わかりやすい例として挙げました)

となると、先ほどの解剖の知識を身につける事は大事ですが、それと同時に何か音楽家さんのカラダにトラブルがあった時に、治療や施術が出来る専門家が必要になってきます。

ただ、それこそスポーツの世界と比べて日本には音楽家さんのカラダを診る事が出来る専門家はとても少ないです。

少ないが故に、カラダの悩みや不安を抱えている音楽家さんは増える一方だと感じています。

これもやはり、音楽家さんのカラダを診る事が出来る専門家が増える事で、音楽家さんの安心に繋がると思っています。

安心があると、良いパフォーマンスに繋がりますよね?

このような音楽家さんへのサポート体制を充実させる事も重要だと考えています。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

簡単ではありますが、僕が描いている音楽家さんのカラダの未来についてお話してきました。

いやいやなに理想論を言ってるんだよ
流石にこれは無理でしょ
そんな未来を目指すのは無駄だよ

こんな声が聞こえてきそうですが、それも仕方がありません。

なぜなら僕自身、このような未来は簡単に出来るものではないと知っているからです。

でも、だからこそ、そこを目指す価値はあるのではないでしょうか?

何か大きな目標に向かって進む事は悪い事ではないはずです。

むしろ、そういう大きな想いがあるこそ、僕は人生が豊かになると思っています。

と、ちょっと個人的な考えが多くなりましたが、僕はこれからこのような未来が来るように、さまざまな活動をしていきます。

今日で僕の記事はブログは終わりますが、Twitterを中心に様々な音楽家さんのカラダに関する事を発信していきますので、

カラダを変えたい
もっと楽に演奏したい
効率の良いカラダの動かし方を詳しく知りたい

と思っている方はぜひフォローをしてくださいね!

 

そして最後に

今回ブログ記事を書かせていただくきっかけをくださった、このサイトを運営されているマウントフジミュージック代表『藤井裕樹さん』には本当に感謝しております。

この場を借りましてお礼申し上げます。

ありがとうございました!

それでは皆さん、またどこかでお会いしましょう!

記事を書いた人

有賀健人(あるがけんと)
有賀健人(あるがけんと)

長野県出身。7歳でピアノ、14歳でドラムを始める。小中高と野球部に所属しながら音大進学を目指し、洗足学園音楽大学 音楽・音響デザイン学科に合格。在学中、幅広く音楽に関する知識を学ぶ中で、「カラダの使い方が変われば音が変わる」という体験をし、それをきっかけにカラダの仕組みのトリコになる。卒業後、医療系国家資格を取得し、整形外科のリハビリ、整骨院勤務を経て、現在は都内でプライベート整体院を営む一方、ネットを中心に音楽家向けにカラダの大切さを伝える活動を行っている。

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