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2022
04.10

Vol.6 カラダの疲れ/パターン1〜筋肉の使いすぎの疲れ〜


こんにちは!

音大卒の整体師の有賀です。

さて、前回の記事でお伝えした通り、今回は筋肉の使いすぎによる疲れについてお話ししていきます。

簡単に復習しますが、疲れには、僕は「4つのパターンがあると考えている」とお伝えしました。

①筋肉の使いすぎの疲れ
②筋肉の使わなすぎの疲れ
③神経(メンタル)の疲れ
④内臓の疲れ

この4つですが、今回お話する①は、音楽家さんにとってかなり身近なものだと考えています。

もちろん細かい話をすれば①〜④のどれも当てはまるのですが、特に大事なのは①になります。

なぜなら、音楽家さんはカラダの一部を使う頻度がとても多いからです。

代表的な例として、『腱鞘炎』が正にそれです。

ちなみに以前、腱鞘炎について詳しく書いた記事があるので、興味がある方はぜひこちらを読んでみてくださいね。

今回の記事では、

筋肉は使いすぎるとどうなるのか?
そしてその疲れをとる方法は?

という話をしていきますので、ぜひ最後までお読みくださいね!

 

使いすぎた筋肉の状態とは?

筋肉をたくさん動かすと、当たり前ですが、疲労が溜まります。

その疲労が溜まった状態は、具体的には

・血流が悪くなっている
・酸素が不足している

といった事が起きています。

その結果、これはあくまで感覚的な表現ですが、パンパンになった感じになります。

ちなみに、よく疲労が溜まる=乳酸が溜まると言われてますが、実際のところ、乳酸が疲労の原因ではないという説がありますので、ここでは省きます。

ですので、上記2つの状態を改善出来れば、筋肉の使いすぎの疲れはとれると言えますよね?

では、実際にどのようにして改善させていけばいいのでしょうか?

 

筋肉の使いすぎの疲れをとる方法

これはもう最初に答えを言ってしまいますが、1番簡単ですぐに出来る方法は『ストレッチ』になります。

たかがストレッチと思うかもしれませんが、侮れません。

筋肉の使いすぎの疲れは、寝てもそこまで回復しません(10代は別です)。

余談ですが、純粋な疲労が寝るだけでもとれていくのは、個人差もありますが、24〜25歳までと言われています(詳しい話はまたの機会でお話しますが、ポイントは酵素になります)。

ですが、ちゃんとストレッチをする事で疲労をとる事が出来ますよ!

また、ストレッチをする際のポイントですが、筋トレのように回数をたくさん行うよりも、1回の時間を長く(20秒を目安に)して、回数は少ないほうが効果が出ます。

1ヶ所につき、1回20秒ぐらいのストレッチをワンセットとした場合、むしろワンセットのみ行うのが理想です。

たとえば、それを1日の中で「朝昼晩」と複数回行うのは問題ありません。

要はストレッチは、筋肉や腱にあるセンサーの反応を利用して筋肉を柔らかくするので、そのセンサーに刺激を働きかけすぎると、逆に筋肉が硬くなってしまうんですね。

当然、筋肉は柔らかいほうが状態が良いので、ストレッチはゆっくりとじわっと上記のように時間をかけて行うほうが効果が出ます。

そして、ストレッチを行う理想のタイミングはお風呂上がりなどのカラダが温まっている状態で行う事。

カラダが温まっているという事は、血流が良い状態と言えるので、よりストレッチの効果が出ます。

もちろん、あくまで理想なので、そうでなくてもストレッチをやるとやらないとでは全く違いますから、ぜひ毎日行ってくださいね!

 

最後に

さて、いかがでしたでしょうか?

今回の筋肉の使いすぎの疲れをとる方法でストレッチを紹介しましたが、このほかにも本当は色々とあります。

それは栄養だったり、そもそものカラダの使い方だったり、あるいは筋トレをした方が疲れがとれる場合もあったりします。

でも、それらを全てお話するとなると、全然ここでは入りきらないボリュームになってしまうのと、あと、極力すぐに実践出来る内容にしたかったので、ストレッチに限定させていただきました。

途中でもお話しましたが、たかがストレッチ、されどストレッチです。

繰り返しますが、やるとやらないとでは本当に大きな違いになりますので、ぜひとも今日から実践してみてください!

そして次回は、『筋肉の使わなすぎの疲れ』についてお話していきますので、楽しみにしていてくださいね!

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!


※株式会社マウントフジミュージックでは、「音楽とリラクゼーションでココロもカラダもリラックス」というコンセプトで『音ラク空間』(おんらくくうかん)というお店を運営しています(東京都江戸川区西葛西)。ストレッチ整体「リ・カラダ」のメニュー「りらくすとれっち」は、この記事の執筆者の有賀さん監修です。音楽家さんの身体のメンテナンスにも役立つと思いますので、ぜひご利用ください!

記事を書いた人

有賀健人(あるがけんと)
有賀健人(あるがけんと)

長野県出身。7歳でピアノ、14歳でドラムを始める。小中高と野球部に所属しながら音大進学を目指し、洗足学園音楽大学 音楽・音響デザイン学科に合格。在学中、幅広く音楽に関する知識を学ぶ中で、「カラダの使い方が変われば音が変わる」という体験をし、それをきっかけにカラダの仕組みのトリコになる。卒業後、医療系国家資格を取得し、整形外科のリハビリ、整骨院勤務を経て、現在は都内でプライベート整体院を営む一方、ネットを中心に音楽家向けにカラダの大切さを伝える活動を行っている。

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